佐渡の渓流Ⅹ
大河内川
二級河川としての名称は大川だが、大川と名の付く川が他にあるので、岩谷口大川とも呼ばれている。
佐渡の全渓流探釣記によれば、釣り場は下流部と中の橋から滝、上の橋から滝、その上の堰堤から黒岩林道
の橋迄の4区間に分かれるとある。
2024年9月に初めて大河内川を訪れた際には、第3区間と第4区間を調査した。
下流の山女魚釣り場には興味がなかったが、第2区間にある滝が気になっていた。
林道からは滝の姿は見えなかったが、その瀑音からしてかなりの大滝ようにも思えたからだ。
前回は土砂崩れで黒岩林道が通行止めだったため、上の橋迄は1時間の歩行を余儀なくされたが、今回は
中の橋まで車で行くことにした。
中の橋のたもとに何やら看板があるので見てみると、この先許可なく立ち入るなと書いてある。
いつものことながらこの先という表現が曖昧で困惑する。
立入禁止エリアの地図もなく、この先が10m先なのか100m先なのか、西なのか東なのかまったく分からない。
新潟大学の演習林に立ち入れないのは周知のとおりだが、なにも大河内川中流に架かる橋のたもとに設置
することはないではないか。
ご丁寧に佐渡西警察署まで連名で記載しているところが嫌らしい。
釣り人を惑わすこの看板の是非はあとで調べることとし、まずは橋の上にある2つの堰堤の先にある滝を見て
みることにした。
滝は2番目の堰堤の先にあり落差は5mほどあったが、どうも位置的に目的の滝とは違う気がした。
| 中の橋のたもとにある立入禁止の看板 | この先とはいったいどこなのかわからない | 1番目の堰堤 |
| 2番目の堰堤 | F1 落差5m | 滝壺でチビ岩魚が2匹出た |
F1を右岸から高巻き一旦林道に出たが、やはり目的の滝は林道の先にあった。
木の枝の隙間から見ると、この滝も落差が5mはある。
どうにかして滝下に下りれないか探るも難しく、上からの写真だけに留まった。
F2から先が好ポイントで、2日間雨が降り続いたので増水気味だったが、釣りに関しては最高の条件だった。
| 林道の先にF2がある | F2 写真は林道の上からしか撮れなかった |
F2の上から入る |
| 25㎝の良型 | 渓相はいい | 上の橋 前回はここから入渓した |
| 上の橋上流 | 小型から中型が主体 | ゴルジュ手前 |
| 雨の濁りで警戒心も薄れよく釣れた | F3 3匹程出たが尺物ではなかった |
帰りは左岸の枝沢を直登して林道に出る |
大河内川の滝
| F1 5m | F2 5m |
| F3 2段5m | 林道から見える滝 10m以上あるか |
| 右沢の滝 5m |
コースタイム
中の橋5:40-F1、6:00-F2、6:20-上の橋6;45-F3、7:50-中の橋8:40
3時間
2026.6.23
大ザレ川下流~中流
いつものことながら佐渡に渡った翌日から活動を開始。
夜が明けるのを待って大河内川に向かい、岩谷口から黒岩林道に入ろうとしたらまさかの通行止め。
運の悪いことに、今日から3日間の工事と書いてある。
仕方がないので次に計画していた大ザレ川に急遽変更。
大ザレ川には上流に3回、下流に1回入っていて、残すは中流だけだったので、今回は下流から入って山居道
出合い迄を調査して見ることにした。
海府大橋のたもとから藪漕ぎ覚悟で笠取峠跡を下りて行ったが、邪魔な灌木が鉈で伐り取られていて驚いた。
釣り人の為とは思えないが、誰が何のために整備してくれたのだろう。
早速下流から竿を出しながら遡行を開始したが全く反応がない。
真新しい入渓者の跡が気になったが、それでも全くアタリないというのは考えられなかった。
遡行開始から40分、やっとチビ岩魚が釣れてほっとする。
その後中流域に入りだした途端、中型から良型の岩魚が立て続けに釣れだし、今迄が何だったのか不思議で
ならない。
| 海府大橋 | 下流は滑床の平坦な渓相 | 30分経ってもアタリがない |
| 開始から40分、やっとチビ岩魚が釣れた | ここから中流域 | 型のいい岩魚が上がった |
| 渓相も少し良くなる | 27㎝の良型 | 渇水の為バラしも多い |
| これもいい型だ | 大岩が川を塞ぐ | 岩の奥から川が流れてくる 期待したがアタリはなし |
大岩を過ぎると再び平坦な川が続くが、岩魚はどれも型がいい。
渇水の為バラしも多かったが、瀬から逃げていく岩魚も含め相当数を確認した。
| 大岩を越えると平坦な川が続く | この時期の岩魚は淵より瀬尻に出ている | 瀬に出ている岩魚が逃げていく |
| この日最大の28㎝ | 山居道出合い迄来たところで納竿 | 山居の池から下る小沢 |
| 対岸の笠取峠があると思われる場所 来春にでも調査してみたい |
海府大橋から見る大ザレ川下流 | 海府大橋から大ザレの滝は見えない |
コースタイム
海府大橋5:35-遡行開始5:50-大岩7:50-山居道出合い9:10-海府大橋10:55
5時間20分
2026.6.17
藤津川
藤津川を下から遡行するのは4年ぶりのこと。
岩魚釣りに関しては絶滅危惧河川に入るような川だが、滝の多い川で、白雲の滝まで大小合わせて12もの
滝を見ることができる。
堰堤を左岸から高巻き川を遡行すると先ずF1とF2が姿を現す。
F1の手前から右岸に巻き道がありF2の上部に下りることができる。
| F1 5m | F2 5m |
F2から暫く滝はない。
F3の手前辺りからやっとアタリが出始めるが、何れにしても細々と生息している状況に変わりはない。
| 標高350mを過ぎてやっとアタリが出始めた | 細々と生息している藤津川の岩魚 | F3 3m |
| F4 3m | 2m滝 | 25㎝ |
F5は水量が少なくステップが露出していたので直登し、F6はいつもは左岸から大きく巻いていたが、今回は
右岸を小さく巻いて白滝に下りた。
| F5 7m ステップが露出していたので今回は直登した |
F6 3m |
白滝は右岸の斜面を灌木に掴まりながら上ることになるが、これがズルズルの急斜面でフェルト底の渓流タビ
だと結構苦戦する。
黒滝は左岸の斜面を直登し林道地獄谷線に這い上がったが、いつものことながらキツイというか足が動かない。
黒滝の上にはF9、F10が続き、地獄谷線を越えてからはF11と白雲の滝(F12)がある。
| 白滝 2段の滝だが下からだと上段が見えない |
黒滝 こちらも下からだと上段が見えない |
帰りは両尾山登山道から林道両尾線を経由し、国仲北線からスタート地点に戻った。
佐渡の林道の多くが荒れて酷い状態になっている昨今、両尾林道がすばらしい状態に維持されているのには
驚いたが、なぜなのかは分からない。
林道の行き止まりには何もないし、周辺に特に何かあるわけでもなさそうだが。
![]() |
| 藤津川遡行~両尾山登山道~両尾林道~国仲北線 |
コースタイム
林道ゲート5:00-堰堤5:15-F1、5:50-白滝7:45-黒滝8:25-林道地獄谷線8:45-両尾山登山口9:35
-国仲北線10:10-林道ゲート10:30
5時間30分
2026.5.19
長江川~魚止めの滝
長江川で滝と呼べるものは標高500m付近に1つあるだけで、訪れたのは2007年5月が最後だった。
滝自体も3m~4m位しかなく、滝壺もなく竿は出さなかったと記憶する。
釣れない川ばかりの調査でミミズが余っていたので、長江川を釣りながら滝まで行き、余裕があれば滝の上流
にも入って見ることにした。
栩平二号橋手前に車を止め、廃林道を行き止まりまで行き遡行を開始した。
かつては左岸から右岸に橋が架かっていた場所だ。
小型、中型、良型と次々とヒットし、世代交代がうまくいっているこの川は余程のことがない限り絶滅危惧河川に
はならないだろう。
崩れた橋の先からは右岸側に廃林道がある(途中一度左岸に渡る)が、藪に覆われたこの時期はどこが道だ
かわかからない。
| 廃林道の突き当りから入渓 かつては左岸から右岸に橋が架かっていた |
尺もでる淵だが、今回は28㎝止まり | ずっと雨が降っていないが、長江川は水量豊富だ |
| 次々にヒット | ここで尺が出た | 30㎝ |
左岸から沢が出合う辺りからは藪沢になるため竿を仕舞い、廃林道を藪漕ぎしながら進む。
秡川出合いで廃林道はなくなり、あとは川沿いを藪漕ぎしながら滝を目指すことになる。
秡川出合いから300mで目的の滝が現れるが、記憶していた以上に落差があり驚いた。
滝壺は20㎝あるかないかの浅さだったが、すぐに小型岩魚が掛かり、バラしはしたものの2匹目も続いた。
さすがにもういないだろうと油断していたら、竿を絞る強烈なアタリ。
あわててタモを取り出しすくい上げたが、何と32㎝もある尺岩魚だった。
滝の上流も調査してみたがアタリはなく、この滝が魚止めの滝になるのだろう。
長江川もここまでやって来るとさすがに疲れる。
| どこが廃林道かもう分からない | もう少しで滝が現れるはず | 魚止めの滝 落差5m |
| 32㎝の尺岩魚 今シーズン8本目の尺岩魚だ |
魚止めの滝は右岸を巻いて上に下りる | 2007年当時もアタリはなかったが、今回も同様だった |
| 魚止めの滝より上流に岩魚は居ないようだ | コケイラン | 晩春から初夏にかけて、谷を鮮やかに彩るのはタニウツギの花 |
長江川 魚止めの滝
落差が3m~4mと記憶していたが、今回見てみるとそれ以上はありそうだった。
滝の上流には岩魚が居なかったので、これを魚止めの滝と呼んでもよさそうだ。
| 落差は2段5m | 右岸を高巻ける |
コースタイム
栩平二号橋5:30-廃林道突き当り5:55-魚止めの滝8:20-滝の上流8:50-栩平二号橋10:20
4時間50分
2026.5.17
石花登山口~大佐渡北線~桜川源流
達者川の調査が早く終わってしまったので、その足で桜川の源流まで行って見ることにした。
桜川は外海府の後尾集落を流れる小さな川で前から気にはなっていた。
地図を見ると河口から300mで二俣に分かれ、左俣は高ズコウ山(746.7m)が水源で、右俣は松倉山(803.7m)
が水源になっている。
共に桜川水系の二級河川で、左俣が北川内沢(2,300m)で、右俣が桜川(2,000m)であることも分かった。
河口付近の水量は少ないが、標高150m地点に堰堤があり、ここから田んぼに水路で水を引いている可能性
は高く、上流は様相が違っているのかもしれない。
一方、全線開通を断念した大佐渡北線は、石花登山口から桜川源流と交差する所で途切れていて、終点の
入川からの道は高ズコウ山の西側で途切れている。
今回は大佐渡北線と桜川の源流を見てみることにした。
石花集落から石花登山口に向かって進むと、海岸段丘に広かる広大な田んぼが目に飛び込んでくる。
暫く林道を進むと分岐にさしかかるが、ここでどっちに行けばいいのか迷った。
左側には倒れた久保平線と右側には大佐渡北線の二つの標柱。
大佐渡北線の標柱には起点と書かれているが、大佐渡北線は大佐渡スカイラインの相川入口付近が起点の
はずだ。
取り敢えず右の林道を進んだが、途中でどうもおかしいと気づき現在地を見ると、石花川の小股沢に繫がる
林道を走っていた。
すぐに引き返して左側の林道を進むと石花登山口との分岐に出てほっとする。
| 石花の海岸段丘に広がる広大な田んぼ | 倒れた久保平線の標柱 延長2,299m、幅員4.0mとある |
起点と書かれた大佐渡北線の標柱 延長10,992m、幅員4.0mとある |
| 石花登山口入口 | 石花登山口 | 林道はこの先で途切れる |
今度は大佐渡北線を桜川源流で途切れる所まで行って見ることにした。
道は荒れて落石もあったがどうにか通行はでき、無事桜川の源流に到達。
桜川の源流は入口が三面護岸で堰堤があり、その先も竿を出すまでもない小沢だった。
地図ではここで大佐渡北線が途切れているはずだったが、まだ先に道が繋がっていて、しかも真新しいもの
だったのには驚いた。
暫く走って見たが、どうやらいつの間にか入川からの道と繫がったようだ。
橋を架ける必要のない区間だったから繋げたのだろうか。
| 大佐渡北線 荒れてはいるが通行は可能 |
大佐渡北線と交差する桜川 | すぐに堰堤登場 |
| 桜川源流 竿を出すまでもないか |
地図にはない大佐渡北線 | 入川からの道と繫がったのか |
大佐渡北線が石花区間と入川区間が繫がっていたことから考察してみた。
久保平線がどれなのか分からないが、大佐渡北線の計画図を見ると、この分岐から桜川源流で途切れている
区間は平成15年以前の施工とある。
あるいは分岐からを久保平線と呼んでいたものを廃して、大佐渡北線に名称変更したのか。
大佐渡北線が延長10,992mとあるのは、ここから入川の終点までが10,992mということだろうか。
元々大佐渡北線の起点は大佐渡スカイラインの相川入口付近にあるが、全線繋げることができなかったので
ここを起点としたのかもしれない。
総延長46.5㎞の計画林道が随分とこじんまりとしたものになったものだ。
2026.5.16
達者川上流
達者川は2024年3月に初めて調査したが、林道の終点に巨大な堰堤があり上流に行くことはできなかった。
地図を見ながら攻略方法を考えていたが、その時の帰り際に見かけた謎の階段がずっと気になっていた。
この階段を上って行けば堰堤の上部に出られるのではないかと思い、立てたのが今回の計画だ。
階段がどこに繫がるのか不安はあったが、予想した通り巻き道に出てほっとした。
階段は全部で197段もあった。
| 達者川第2砂防堰堤 これを直接突破することはできない |
林道脇にある謎の階段 | 階段は全部で197段あった |
| 思ったとおり巻き道になっていた | 眼下に砂防堰堤が見える | ちゃんとした巻き道だ |
巻き道を進んでいくと巨大な水管が現れ、この道が水路であることが分かった。
新しい水管もあったので、まだ現役で活躍している水路なのだろう。
取水口より下流には水がないが上流には水がある、田植え時期の佐渡の渓流ではよくある光景だ。
早速取水口から竿を出して見るもアタリも魚影もない。
地図にある堰堤まで行って見るつもりだったが諦めて引き返すことにした。
達者川は第2砂防堰堤より上流に岩魚は居ないで結論づけていいのではないだろうか。
| 新しく設置したと思われる水管 | 岩壁をくりぬいて水管を通している | トンネルの迂回路 |
| 取水口より下流には水がない | 取水口 | 取水口より竿を出して遡行する |
| 渓相は悪くはない | 期待していたが全く反応はなかった | タツナミソウ |
コースタイム
第2砂防堰堤5:40-水路5:45-取水口5:55-納竿6:15-第2砂防堰堤6:40
1時間
2026.5.16
新保川支流 姫ヶ沢~御神木
新保川へは1990年に初めて入って以来、釣行は50回を超えた。
本流だけでなく支流の二箇沢や張骨沢、袖ケ沢、九輪坊沢、又次郎川内沢と、岩魚の居そうな所は昨年までに
一通り調査を終えている。
残すは初盛ダムの左岸から流れ込む姫ヶ沢だけだが、出合いが土管になっていてダムからは遡上できない。
漁協があった頃にこの沢に放流していれば可能性はあるが、今迄登山道から見た限り魚影はなかった。
今回は姫ヶ沢を源頭付近まで遡行し、2006年に訪れた御神木を探して登山道で戻るという計画。
まずは姫ヶ沢登山口から沢に下りて遡行を開始。
予想はしていたがアタリも魚影もない。
二俣まで粘って見たが釣れたのはカジカ1匹だけだった。
| 姫ヶ沢登山口 | 姫ヶ沢 | アタリも魚影もない |
二俣から登山道を離れ左俣に入ると、今度は落差のない藪沢でなかなか竿を出せるポイントがない。
ここでも釣れたのはカジカが1匹だけだった。
滝もない平坦な藪沢に見切りをつけ、横山登山道分岐の手前に出てから御神木のある場所を目指した。
いつもはぶっつけ本番でも大丈夫だったのに、登山道が上りになった途端足が動かない。
前日の歌見川では沢で転んでばかりいた。
「沢を歩けない、山を登れない」、何だか急激に衰えてしまった感じだ。
最近は駅ビルの階段を上るのがしんどくなっていたし、片足立ちも長くできなくなっていた。
もう無理はできないということか。
| 二俣で左俣に入る ここで一旦登山道から離れることになる |
左俣 | 枝沢の滝 |
| 釣れたのはカジカだけ | 落差のない藪沢が続く | 平坦な藪沢に見切りをつけ横山登山道分岐の手前に出る |
尾口登山道をブナ林入口迄行き、登山道の左側から下ってかつてあった沢口登山道の追分に繫がる道を探す。
2006年当時は道があったが今はその面影すらなく、ただただ藪の中をグルグルと彷徨うばかりで、とうとう御神木
を見つけることはできなかった。
| 横山登山道との分岐 | 長江川に流れ出る祓川源流 | 祓川の水場 |
| ブナの巨木 | ブナ林入口 | 藪の中をグルグルと彷徨うばかりで御神木は見つからなかった |
帰りは縦池の清水から沢口登山道で戻ったが、荒れていて下りに利用するのはお薦めできない。
バランス感覚が衰えてきた者にとって下りの崖道は危険で、一歩間違えば滑落してしまうような場所もある。
| 縦池の清水から沢口登山道を下る | 枝沢の滝 | 姫ヶ沢登山口に戻った |
![]() |
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| 今年は花の終わりが早く、オオイワカガミしか残ってなかった | オオイワカガミの白花タイプ | 御神木 2006.5.3 |
コースタイム
姫ヶ沢登山口5:15-左俣5:35-登山道6:20-秡川水場6:50-御神木探し7:00~7:30
-横山登山道分岐8:00-縦池の清水8:20-姫ヶ沢登山口8:45
3時間30分
2026.5.13
歌見川~歌見七滝
歌見川に入るのは2022年5月以来2度目となるが、今回は釣りというよりも歌見七滝の上部を見るのが主目的
だった。
第一堰堤の手前に車を止めまずは観音沢から。
林道を第二堰堤先まで進み、適当な所から斜面を観音沢出合いまで下りる。
前回良く釣れた観音沢だったのに今回は全くの不調で驚く。
チビ岩魚を1匹見ただけで早々に切り上げた。
| 第一堰堤の手前に車を止める | 堰堤は階段で上まで上れるが、下はダムになっていて下りられない | 観音沢出合い |
| 水量が少なくアタリがない | 4年前は結構岩魚が居たので不思議だ | チビ岩魚を1匹見ただけで早々に切り上げた |
本流に戻って竿を出すと小型ながら次々に釣れだしたが、なぜ観音沢が不調だったのか不思議でならない。
本流は観音沢出合いから堰堤が5つも続き、魚影は濃いものの源流釣りの雰囲気を味わうにはほど遠い。
堰堤で42㎝の大岩魚が出たが、堰堤だったので喜びも半減。
これが滝壺や大淵だったら文句なしなのだが。
| 歌見川本流 | 小型岩魚が立て続けに釣れる | 観音沢出合いから先1番目の堰堤 |
| 良型も混じる | 2番目の堰堤 | 堰堤で出た42㎝の大岩魚 タモに入りきらなく取り込みに苦労した |
| 片手で持てない程太い | 3番目の堰堤 | マルバアオダモの花だろうか |
5つ目の堰堤を越えると川は二俣に分かれ、七滝は左俣のすぐ先にある。
右俣は水量が乏しく釣りにはならないが、左俣の更に左から流れ出る小沢には水量もあり岩魚が生息していた。
右俣には3つの堰堤があり、山毛欅ヶ平山への登山道がこのどちらかの堰堤を右岸側に渡った所にあるという
が、藪に覆われどこが登山道なのか全く分からない。
| 4番目の堰堤 | 5番目の堰堤 | 左沢 意外に水量があった |
| 左沢で釣れた28㎝ | 左俣 | 左俣で釣れた24㎝ |
| 七滝の滝壺 ここで痛恨の尺上バラし |
右俣1番目の堰堤 この先のどこかに山毛欅ヶ平山の登山道があるはず |
右俣2番目の堰堤 |
| 右俣3番目の堰堤 | 林道の終点 | 4年前からある集落民以外渓流釣り禁止の看板 撤去すればいいのに |
体高のある大岩魚
今迄も40㎝を超える岩魚は釣ってはいたものの、こんなに体高のある大岩魚は初めてだった。
竿を絞る強烈な引きに加え、タモに入りきらない程の大きさで、腰まで浸かりながら何とか取り込むことができた。
これが堰堤ではなく七滝の滝壺だったら最高だったのに、残念。
42㎝、体高のある大岩魚
歌見七滝
2022年に訪れた時は下からしか見てなかったので、上部がどうなっているのかは分からなかったが、今回は
右岸の斜面を上り上部まで確認することができた。
| 歌見七滝全景 | 2段目からを望遠レンズで |
| 1段目から | 2段目、3段目、4段目 |
| 5段目、6段目、7段目 | 6段目、7段目 |
コースタイム
第一堰堤6:00-観音沢出合い6:30-観音沢7:00-本流7:20-5番目の堰堤8:30-左沢9:05
-七滝9:30-右俣9:45-第一堰堤10:10
4時間10分
2026.5.12
石田川
石田川は長さ7,000mと佐渡では9番目に長く、石田川、山田川、片貝川、堂の河内川、西川と5つもの支流を
持ち、山田川も4,900mと長い。
2020年6月に地獄谷線の地獄谷大橋から入渓したが、釣果はおろか魚影すら発見できなかったので、その後
は手付かずのままになっていた。
水害による河川工事の影響が懸念されるものの、下流域でのアメマスやヤマメの情報もあり、ちゃんと調査し
なければならないとは思っていた。
地図を見ると川沿いに実線の道があり、5つの堰堤の先まで繫がっているのが分かる。
今回は5つ目の堰堤の先から調査しようと計画を立てた。
真光寺集落から林道地獄谷線に入り分岐点を探すも、あっという間に通り過ぎてしまい見当たらない。
GPSで現在地を確認しながら戻ると分岐点は草むらに覆われたていて、実線の道も酷いものだった。
暫くは進めたが、1番目の堰堤付近でギブアップ。
藪だらけの斜面を下りて1番目の堰堤の上に出たが、すぐに2番目の巨大堰堤が現れて進めない。
この先最低でも3つの堰堤があると思うとやる気が失せてしまう。
竿を出して見るもアタリも魚影もなく、諦めて撤退することにした。
| 実線の道への分岐 これじゃあ分からないわけだ |
暫くは進めたが | すぐに藪に覆われ進めない |
| 斜面を下りて1番目の堰堤の上に出た | すぐに2番目の巨大な堰堤が現れる | アタリも魚影もなくここで撤退 |
今度は地獄谷線を地獄谷大橋まで行き、そこから下流に下りて見ることにした。
川は上るのは簡単だが下るのは厄介で、ちょっとした滝が出ただけで進めなくなってしまう。
危惧した通りすぐに3m滝が現れ高巻きを余儀なくされる。
暫く竿を出して見るもアタリはなく、石田川上流に岩魚は居ないと結論づけることにした。
| 地獄谷大橋 | 地獄谷大橋から下流を調査 | すぐに3m滝が現れ進めない |
| 高巻きの途中にあったロープ 誰が何のために設置したのだろう |
3m滝 上るのも難しい滝だった |
暫く竿を出して見るもアタリなし |
コースタイム
地獄谷線分岐5:15-1番目の堰堤上流5:30-2番目の堰堤5:40-地獄谷線分岐6:00
45分
地獄谷大橋6:25-納竿6:50-地獄谷大橋7:05
40分
2026.5.10
No.72 貝喰川(かいばみがわ)
貝喰川は加茂湖に注ぐ二級河川で長さは3,280mあり、支流に同じく二級河川の稲葉川(1,900m)がある。
水源は金北山道の文助平南東にある607.7mの山辺りだろうか
佐渡でも鮭の人工ふ化計画が行われていたことがあったようで、記録によると1978年に外羽黒に鮭ふ化場が
作られ、80万粒の魚卵をふ化して椿川と貝喰川に放流したとある。
椿川や貝喰川に鮭が遡上するという話は何度か耳にしたことがあるが、今も遡上しているのか定かではない。
河川改修を受け三面護岸の川になってしまったのと、今も国道付近の工事が続いている影響はあるだろう。
極楽寺の駐車場に車を止めて二級河川の起点がある左俣沿いを進むも、堰堤の先で二俣になっているのに
気づかず左の沢に入ってしまった。
すぐに堰堤が連続し細流になってきたので位置確認をすると、間違っていたことに気づく。
後で確認したところ、二級河川の起点が押出川出合いとなっているので、この沢が押出川になるのだろうか。
| 貝喰川下流 とてもサケが遡上するような川に見えない |
極楽寺の駐車場 | 川は二俣に分かれる |
| 堰堤 |
堰堤の上で川は二俣に分かれるがこれを見落とし左の沢に入ってしまった | 左沢(押出川) |
| 左沢はすぐに堰堤が現れ | 堰堤を越えたらまた堰堤が | 更に上に堰堤が見えたところで間違いに気づいた |
元に戻り気を取り直して右の沢を進む。
右岸沿いには昔田んぼだった跡がずっと奥まで続き、川は平坦で竿を出すようなポイントがない。
国仲北線が見える所まで行って見たがアタリはなく、期待はしてなかったが全く見込みない川だった。
| 田んぼ跡 木の大きさから耕作放棄からだいぶ経っているようだ |
田んぼ跡がずっと続く | 平坦な川で竿を出すようなポイントがない |
| どこまでも平坦な川でアタリもない | 上に国仲北線が見える | 極楽寺 |
コースタイム
極楽寺駐車場6:45-二俣6:55-左沢7:15-右沢8:00-極楽寺駐車場8:40
1時間55分
2026.4.3
浦川
山本素石氏の名著「釣山河」の佐渡の渓流(下)に、次のようなくだりがある。
藤屋の軒下に、名もない小さな川が流れている。親父は言った。
「七十すぎたうちの婆さんでもナ、運のええときはこの下の川で、もっとでっかいアメマスを手づかみすることが
あるでのう。まったく油断のならねえ川だ」
これは山本素石氏一行が浦川の藤屋という宿に泊り、そこの雷親父とアメマスについてのやり取りの中での
一節だ。
今はもう藤屋らしき宿は見当たらないが、この小さな川というのは浦川のことだと思われる。
山本素石氏一行が佐渡を訪れたのは今から半世紀以上も前のことだが、浦川のような小さな川にもアメマス
が遡上していたことは注目に値する。
浦川には昨年の3月に調査に入ったものの、残雪が多く第1堰堤までしか行けなかった。
上流にも堰堤があることは分っていたが、堰堤から先に岩魚が居るか確認するのが今回の目的だった。
第1堰堤手前に車を止め林道(森林基幹道浦川線)を歩くと、すぐに第2、第3の堰堤が現れる。
その後も堰堤が次々に現れ、二俣まで大小15もの堰堤を数えた。
どれも新しい堰堤だったが、平成22年、26年と相次ぐ豪雨災害に見舞われ、その復旧治山工事として作られ
たものだった。
| 第1堰堤 | 新しい堰堤が連続する | 平成23年以降に作られた堰堤 |
まずは左俣から入って見る。
第一投目からアタリがあり掛かったのはチビ岩魚だったが、何よりも浦川の上流にも岩魚が居たのが嬉しい。
竿を出せるポイントが少なく数は出ないが型は悪くない。
二俣の手前で31㎝の尺岩魚も出た。
| 左俣 | 第一投目からチビ岩魚が顔を出す | 竿を出すポイントが少ない |
| 数は少ないが型は悪くない | 数少ないポイントだが岩魚は居る | 23㎝ |
| 24㎝ | この先で二俣に分かれる | 二俣手前で出た31㎝ |
二俣から左沢に入って見たものの岩魚が居つくようなポイントはない。
すぐに越えられない滝が現れたので引き返し右沢に入って見たが、こちらもアタリなく見込みはなかった。
| 左沢 細流でポイントがない |
すぐ奥に滝が見えた現れた | 4m滝 高巻くのは難しい 上にも滝が見える |
| 右沢 | こちらもポイントが少なくアタリもない | 岩魚が居つくのは難しい沢だろう |
最終堰堤の二俣まで戻り、最後は右俣に入って見ることにした。
堰堤を直接越えられないので右岸手前から巻くことにしたが、堰堤のすぐ先に見えてきたのは大きな滝だった。
滝だけでも見て帰ろうと下降点を探るも、急崖で下りられそうな所が見つからない。
僅かにある灌木に掴まりながら、最後は滑り落ちるようして下りてしまった。
ズルズルの急斜面を上り返せるか不安になったが、帰りのことは後で考えることにし取り敢えず滝を見に行く。
滝の落差は10m程で、流木さえなければ結構絵になる立派なものだった。
やはりズルズルの急斜面を上り返すのは難しそうなので、堰堤を懸垂下降できないか確認しに行くと、幸運に
も支点になる灌木が1本だけあった。
無事下りることができたが、灌木がなかったらと思うとぞっとする。
| 右俣の堰堤 平成23年度離島復旧治山事業とある |
右岸を高巻くと大きな滝が見えてきた | 不覚?にもズルズルの急斜面をロープなしで下りてしまった |
| 落差10mはあるだろうか | 懸垂下降で堰堤を下りる |
| 右俣の滝 10m | 左沢の滝 4m 上にも滝が見える |
| 枝沢のミニ七ツ滝 |
コースタイム
第1堰堤手前6:20-二俣6:30-左俣7:50左沢8:10-右沢8:30-右俣9:20-第1堰堤手前9:50
3時間30分
2026.3.30
浄蓮坊川
浄蓮坊川は2022年の9月に浄蓮坊橋から堰までの中流を調査し、2024年の7月には河口から浄蓮坊橋までの
下流を調査したので、残るは上流だけとなっていた。
かつてはこの川沿いにも山居道があり、光明仏寺への参詣道だったと言う。
今回は2022年に納竿した堰から先の上流を調査することにし、県道脇に車を止め田んぼから用水路沿いに堰
まで行くことにした。
2022年当時はまだ耕作していた田んぼがすでに耕作放棄されていたが、なにもここだけに限ったことではない。
佐渡の山間部の田んぼのほとんどが耕作放棄地に変わりつつある。
堰から竿を出して遡行したが、両岸から灌木が川を覆い仕掛けを投入することができない。
隙間から仕掛けを投入して見るが、アタリがあっても上に合わせられずバラしてばかりでストレスが溜まる。
やっとのことでチビ岩魚を1匹掛けることができたが、もう止めて帰ろうかと思うほど酷いものだった。
| 田んぼから水路沿いを進む | 堰のある第1取水口 | 灌木が川を覆い竿が出せない |
| 酷い藪沢だ | 隙間に仕掛けを入れるが上には合わせられない | やっと針掛かりした1匹だが小さい |
第2取水口手前迄くると、やっと川を覆っていた灌木から解放された。
まともに合わせられるようになったが、釣れるのは小型ばかりと冴えない。
| やっと竿を出せるようになったが | 上がってくるのは小型ばかり | 第2取水口 |
| 渓流らしくなってきた | 滑床の溜まりに岩魚はいたが | 小型しか居ないのか |
第2取水口から300m程進むと左岸から小沢が出合うが、光明仏寺まで続くこの沢に山居道が沿っていたのだ
という。
第2取水口を過ぎた左岸側には山居道の道跡らしきものもあった。
やがて川は二俣に分かれる。
左俣は出合いこそ岩魚がいたが、細流で見込みはなさそうだった。
左俣を詰め林道北鵜島線で戻る計画も立ててはいたが、これでは苦労して遡行する意味はない。
右俣も出合いから岩魚が居てこの日最大の24㎝が出たが、すぐに滝が現れ終了。
| 光明仏寺に繫がる小沢 |
型が良くなってきたが23㎝止まり | 二俣 |
| 左俣は細流で見込み無し | 右俣もすぐに滝が現れ終了 | 右俣で出たこの日最大の24㎝ |
| 右俣の滝 落差5m |
帰りは第2取水口から水路沿いを通って戻ることにした。
佐渡の全渓流探釣記には遠回りになるので利用しない方がいいとあったが、どこに出るのか見てみたかった。
水路は途中からどんどん川から遠ざかり、最終的には真更川大川沿いの海府幹線4号線に出てしまった。
やはりこの水路は利用しない方がいいようだ。
| 第2取水口から水路沿いに戻る | 水路を維持するのも大変だろう | 水路がまだ使われているかは不明 |
| 車を止めた所からどんどん遠ざかっていく 下の田んぼも耕作放棄されていた |
海府幹線4号線に出てしまった | 浄蓮坊浜と浄蓮坊川河口 奥に見えるのは真更川漁港 |
コースタイム
田んぼ入口6:45-第1取水口7:00-第2取水口7:50-二俣9:30-左俣9:40-右俣10:05-第2取水口10:50
-海府幹線4号線11:20-田んぼ入口11:40
4時間55分
2026.3.28
石花川支流 竹平沢の滝
竹平沢は石花川水系の二級河川だが、出合いから僅か150mで大滝に阻まれ、その先は確認できていない。
二級河川の上流端が石花川合流点から300mとなっているので、大滝より先に進めるのかどうか。
滝自体も確りと確認していなかったので、高巻きの可否も含めて再調査することにした。
発電所跡下から竿を出して見るも、前日の雨と雪代で水量が多く釣りにならない。
僅か数匹釣れただけで、こんなに釣れなかったのは初めてだ。
ただし、石花川は下流に堰堤がないので、サクラマスやアメマスが遡上でき、岩魚や山女魚が途絶える心配は
ない。
この日も戸地川や石花川河口の海岸で、早朝からルアーをキャストしている人が何人か居たが、皆サクラマス
を狙っているのだという。
| 増水ぎみの石花川 | 降海型の岩魚 | これも降海型の岩魚だ |
竹平沢の滝は変則的な2段で、2段目はまるで岩壁に囲まれたの穴に滝が流れ落ちているように見える。
正面からは滝壺が見えないので、横から見えないかと左岸のガレ場を上って行くも、ロープなしでは滝壺には
下りられない。
下りたとしても上り返せるかもわからない。
右岸のガレ場からも遠目に見えるだけで、真下から見るには1段目を直登するか、正面の岩壁から懸垂下降
するしかなさそうだった。
両岸とも切り立っていて、とても滝を巻けそうにないが、二級河川の起点が出合いから300mとなっている以上
どこかに巻き道があるのかもしれない。
| 出合いからも見える竹平沢の滝 | 正面の岩で滝壺が見えない | 岩壁に囲まれた穴に流れ落ちるような滝だ |
| 左岸のガレ場から | 側面の岩壁をよじ登って滝の上部を見上げる | 正面には回り込めない |
| 側面の岩壁から真下の滝壺を見る | 右岸のガレ場から | 遠目に滝壺が見える程度 |
| 竹平沢の滝 変則2段で落差は15m以上はありそうだ | 1段目の滝 落差は5m程 |
| 正面から2段目の滝を見上げる | まるで穴に流れ落ちるように見える |
| 右岸ガレ場から | 2段目の滝 落差は10m以上ありそうだ |
| 左岸枝沢の滝 落差10m | ブイガ沢の滝 落差5m |
コースタイム
発電所跡下6:35-左岸枝沢の滝7:15-竹平沢出合い8:25-竹平沢の滝8:35~9:10-ブイガ沢の滝10:00
-発電所跡下10:20
3時間45分
2026.3.27
釜川
釜川に入るのはこれで3度目だが、昨年越えられなかった淵を攻略できないか、ずっと地形図を見ながら策を
練っていた。
まずは下流の釜をもう一度見たく、北小浦漁港に車を止めて下流から遡行を開始した。
下流は入渓者も多くあまり期待できないが、海から遡上してくるアメマスが居るので途絶えることはない。
最後の釜は左岸にフィックスロープが3本も掛かっていて、引っ張って見ても割としっかりしていたが、こういう
ものを利用するのは危険だ。
少し戻り左岸の斜面を直登して林道に出る。
| 下流から入渓する | 降海型の岩魚 背びれの先が黒いのは降海型の証 |
最初の釜 |
| 2番目3番目の釜 | 大きく深い釜だ | 遡上してきたアメマスだろうか 29㎝ |
| 4番目の釜 | 最後の釜 | 左岸にフィックスロープがある |
林道から再び川に下り、昨年越えられなかった淵を見に行くも、両岸が切り立っていて越えることはできない。
当初の計画通り左岸手前から急斜面を直登し高巻きルートを探ると、偶然にも杣道らしきものを発見した。
だいぶ荒れてはいるものの、道は左岸沿いにずっと続いている。
眼下には新たな釜がいくつか見えるが、下降点がなくすぐ下りることはできなかった。
下降できそうな所まで進み川に下りる。
早速竿を出すと良型の岩魚が次々とヒットし顔がほころぶ。
計画を練りに練った甲斐があったというものだ。
さすがにここまではあまり人が入っていないのかもしれない。
| 林道から再び川に下りる | 昨年通れなかった淵 | 淵の手前で出た26㎝の岩魚 |
| 左岸に杣道を発見 | 杣道を少し進み上流に下り立った | すぐにアタリがきた |
| 上がってきたのは25㎝の良型 | いいポイントが続く | これも25㎝の良型 |
釜川はどこまで行っても釜のある川で、小さな釜が相当奥まで続いている。
水道水の水源地がある沢の手前近くまで行った所で納竿としたが、どこまで岩魚は居るのだろうか。
機会があれば更に奥まで詰めて見たい。
帰りは林道を経由して三峰山から北小浦集落に繫がる破線の道を下ったが、水道設備の建物がある所で
道がなくなり青ざめた。
戻って海府幹線4号線から県道を経由するとなると、かなりの遠回りを強いられることになる。
仕方なく引き返したとき竹林の中を下る道らしきものを発見。
藁にもすがる思いで下りていくと、無事北小浦集落の裏に出ることが出来た。
破線の道というのは本当にあてにならない。
| 釜川はどこまでも釜が続く | 淵と釜の連続 | どれも中型ばかり |
| これも小さな釜だ | 25㎝の良型 | 小釜の連続 |
| 釜のある通らずで終了 右岸を大きく巻けば突破できそうだった |
林道を北小浦方面に下る | 北小浦集落の裏手に下る破線の道 竹林の中にあった |
| 右岸枝沢の滝 落差20m | 左岸枝沢の滝 落差10m |
コースタイム
北小浦漁港6:35-下流の釜7:55-林道下降8:20-通らずの淵8:45-高巻き9:15-通らずの釜納竿10:20
-林道11:05-北小浦漁港11:35
5時間
2026.3.25
矢柄川
2024年の5月に堰堤上流を目指したものの、あまりの藪に堰堤手前でお手上げだった。
今回はそのリベンジというわけだが、堰堤までは1時間の歩行を覚悟しなければならない。
途中竿を出したい気持ちを押さえひたすら歩く。
さすがに藪のない時期だけに1時間弱で堰堤まで辿り着くことができた。
| 堰堤までは1時間の林道歩き | 前回藪でギブアップした所 | 1時間弱で堰堤到着 |
堰堤上流にもすぐ堰堤があり、その僅かな間で尺岩魚も出たが、人工物のある場所での釣りは性に合わない。
第2堰堤の先に4m滝が現れたが、これが「佐渡の全渓流探記」に書かれていた滝のある場所だろうか。
滝壺で竿を絞り込むアタリがあり連続で尺岩魚かと期待したが、28㎝と僅かに及ばなかった。
| 堰堤上流にも岩魚は生息する | 25㎝の良型 | 30㎝の尺岩魚も |
| 第2堰堤 | F1 4m滝 | 滝壺で出た28㎝ |
滝を越えると一変して川は険しい谷に様変わりする。
柱状節理の岩壁と滝、そして大きな淵。
100m程進んだ所で飛び込んできた景色は今まで見たことのないものだった。
この滝を直登すると更に滝が連続する。
堰堤までの平坦な川からは想像もできない驚きの連続だった。
| F1上流 | まだサビが残っている | 段々険しくなってきた |
| F1上流にも岩魚はいる | 柱状節理と滝、そして大きな淵 | F2、5m |
| F2 5m 落差はないが柱状節理の壁と大きな淵のコントラストが見事 |
左側を直登 帰りは右岸から大きく巻いて下りる |
| F2のすぐ上にも滝が連続 | F3 2段5m |
| F3と奥にF4 右岸のガレ沢から大きく巻けば越えられるかもしれない |
奥のF4は3m位か F3の下段も含め3段8mの滝でも悪くない |
コースタイム
下流の橋6:50-第1堰堤7:45-第2堰堤8:15-F1、8:30-F2、9:05-F3、9:15-下流の橋10:40
3時間50分
2026.3.24
No.71 岩谷口小川
岩谷口小川は外海府の岩谷口集落を流れる小さな川で、二級河川としての長さは350mしかない。
県道から見る限り三面護岸の川なので今まで候補にも挙げていなかった。
ところが二級河川のリストをよく見てみると、その上流端が「魚留の滝」と書かれていることに気がついた。
魚留の滝と言うからには、渓流魚が海から遡上していたのだろう。
果たして今でもいるのかどうか調査してみることにした。
佐渡に渡った翌日からこれで5日連続だったが、雨の日以外休むわけにはいかない。
あと何年できるかは分からないが、残された時間は限られている。
藪のないこの時期だからこそギアを上げなければならなかった。
初日の五十浦川に続いての岩谷口だったが、国仲からは片道1時間とやはり遠い。
県道脇から川の右岸沿いを進むとすぐに魚留の滝が見えてきたが、滝まで三面護岸が続いていて竿を出す所
がない。
滝の落差は4m程しかなかったが両岸が崖で巻くことができない。
これで撤退かと諦めかけたが、滝の上に堰堤がちらっと見えたのでどこかに作業道があるはずだった。
一旦引き返し左岸の棚田跡らしき所を上って行くと、堰堤の上に下りることができ一安心。
何事も簡単に諦めてはいけない。
| 岩谷口小川 | すぐに魚留の滝が現れた F1、4m |
左岸の棚田跡から巻いて堰堤の上に下りた |
堰堤上流は小河川ながら落差もあり期待できそうだった。
すぐにチビ岩魚が顔を出し、その後も立て続けに釣れ出したがどれも小型ばかりだ。
真更川大川や浄蓮坊川、大野川など佐渡北端の川はなぜか小型ばかりの川が多い。
| 堰堤上流 | 一投目からチビ岩魚が顔を出す | 次々にヒットするがどれも小型ばかり |
| 小型ながら魚影は濃い | 渓相も悪くない | 少しサイズアップ |
上流に行くにしたがってサイズアップしてきたが、それでも25㎝までで親玉の姿はなかった。
河口から1㎞程進んだ所で巨岩帯になったので納竿としたが、まだ源流まで岩魚は居るのかもしれない。
岩谷口小川は小型ながら魚影の濃い川だった。
大学生の頃、部誌に「自分で見つける穴場の小渓」と題して寄稿したのを思い出す。
この川はいわゆる隠し谷のような存在だったのかもしれない。
| いい感じになってきた | この日最大は25㎝ | F2、3m滝 |
| どこまで岩魚が生息しているのだろうか | F3、3m滝 | 巨岩帯 |
帰りは植林地を抜けて、岩谷口林道から戻った。
| 植林地から林道を目指す | 岩谷口林道に出た | 林道を下って岩谷口に戻った |
| 魚留の滝 落差4m |
コースタイム
公衆トイレ駐車場7:10-魚留の滝7:20-堰堤上流7:40-巨岩帯9:30-岩谷口林道9:50
-公衆トイレ駐車場10:20
3時間10分
2026.3.22